2026.09.26
作業用治具
【生産性 約12.8倍・作業者3名→1名】手作業のバリ取りを、材料を入れるだけの自動装置に
射出成形品のバリ取りを自動化する専用装置|1個90秒→7秒に短縮
- 内容
- 射出成形品(樹脂)のバリ取りを自動で行う専用装置の構想・設計・製作
- サイズ
- 500 × 400 × 600
- 材質
- スチール、アルミ、樹脂、基板、モーター
- 納期
- 構想から完成まで 約3か月〜6か月
- 金額
- 約300万円(税別)
お客様の課題
- 手作業のため、仕上がりがばらつく(バリの取り残し・製品の削りすぎ)
- 1個あたり90秒かかり、生産全体の足かせになっていた
- 品質を保つために熟練した作業者が必要で、人件費がかさんでいた
関東精密の提案
治具の枠を超えて、バリ取りの工程そのものを自動化
お客様の課題を根本から解決するため、部品を固定する治具ではなく、バリ取りを最初から最後まで自動で行う専用装置をゼロから開発しました。
1. 最も早く、きれいに取れる工法を決める
成形品の材質・形状・バリが出る位置を調べ、カッターの選び方と動かし方(削る・磨くなど)を決めました。写真の装置では、成形品の形に合わせてブラシを配置しています。
2. 機械と電気の両方を自社で設計
部品の送り込み、位置決め、バリ取り、取り出しまでを自動で行うために、制御回路とPLC(機械を動かすための制御装置)のプログラムも社内で設計しました。
3. 構想から現地での調整まで一社で
構想、機械設計、部品の精密加工、電気制御、組立、現地調整までをすべて関東精密で行いました。窓口が一つなので、細かいご要望にもすぐ応えられ、構想から約3か月での納入も可能です。
詳細
導入してどう変わったか
1個あたり90秒かかっていたバリ取りが、7秒で終わるようになりました。作業時間でいえば約92%の削減、生産性は約12.8倍です。
作業者は材料を入れるだけになったため、仕上がりのばらつきがなくなりました。3名で行っていたバリ取りは、1名で回せるようになりました。残りの2名は、ほかの仕事に回れるようになっています。
どんな現場に向いているか
次のような声をお持ちの現場に向いています。
- 「この手作業の工程、どうにかならないか」
- 「高価な汎用ロボットを入れるほどの規模ではないが、自動化したい」
- 「作業者によって仕上がりが違い、検査で手戻りが出ている」
構想がまだ固まっていない段階のご相談でも構いません。
仕様のまとめ
| 案件名 | 射出成形品 バリ取り自動化装置(専用機) |
|---|---|
| 対象の部品 | 射出成形品(樹脂) |
| 対応した範囲 | 構想、設計(機械・電気)、部品加工、回路基板の開発、組立、調整 |
| 導入の効果 | 1個あたり90秒→7秒、作業者3名→1名、品質の安定 |
| 期間 | 構想から完成まで 約3か月〜6か月 |
| 金額 | 約300万円(税別) |
費用と期間の目安
この事例のように、制御まで含めて装置として作る場合は、約300万円(税別)・3〜6か月が一つの目安です。
一方、手で動かす治具で済む場合は、もっと小さく始められます。たとえばゲートカット治具の事例は、1個あたり約70秒の作業を約10秒にしたもので、設計1か月+製作2週間、50万円(税別)でした。どちらが合うかは、現場を伺ってからご提案します。
治具・装置のご相談
関東精密は、横浜市都筑区で治具と専用装置の設計・製作を行っています。図面がない段階から、代表の杉田がお話を伺います。
この記事を書いた人
杉田 勇
代表取締役 / お客様窓口・設計
製造現場の課題を“治具”で解決する専門家。 株式会社関東精密 代表取締役・杉田 勇です。図面のない相談から工程改善まで、現場に寄り添った改善策を一緒に考えます。治具のことならお任せください!