治具の設計図がなくても、製品図面だけで製作をお願いできますか?
はい、もちろんです。製品図面(2D/3D)から、加工工程の設計、治具の構想、詳細設計、製作まで一貫して承ります。
ミクロン単位の加工精度を安定して実現するために、用途やワーク特性を踏まえた工学的アプローチで治具を設計・製作しています。精度要求の高い分野で培った知見をもとに、現場の課題に寄り添った治具をご提案します。


製造現場における「治具(ジグ)」は、加工時の位置決め・固定を担うだけでなく、加工精度、品質安定性、量産時の歩留まりに直結する重要な技術要素です。
高精度金属加工、複雑形状加工、難削材加工、さらには量産工程での良品率確保において、治具設計の適否が工程全体のパフォーマンスを左右します。

治具設計の第一歩は、空間における物体の自由度をいかに論理的に制御するかという点に集約されます。
ワークの傾きを決定し、並進1方向と回転2方向を拘束
並進1方向と回転1方向を拘束
残りの並進1方向を拘束
過剰拘束(オーバーコンストレイント)は、ワークに内部応力を生じさせ、 クランプを解除した瞬間の「戻り歪み」の原因となります。
クランプ力は、ワークの変形を招かない範囲で、かつ加工圧によってワークが動かない 「静摩擦保持」の限界を見極める必要があります。
ベクトル解析を用いて切削抵抗の方向を予測し、反力が直接基準面に押し付けられるような 「逃げのない」配置を設計の基本としています
治具の精度は加工の仕上がりに大きく影響するため、材料の熱膨張特性や剛性、環境変化への耐性を踏まえた選定を行っています。
治具が1℃上昇するだけで、鋼材であれば100mmあたり約1.2μm膨張します。 熱が対称に逃げるような構造設計が重要です。
治具内部にクーラントを循環させて温度を一定に保つシステムを、 必要に応じて導入します。
図面が存在しない鋳造品や、経年変化で歪んだワークを加工する場合に威力を発揮します。
ワークを3Dスキャンしてデジタル化し、その形状に完全にフィットする 「ネガ形状(反転形状)」の治具を設計・製作。不安定な異形状ワークでも確実な面支持が可能になります。

株式会社関東精密が提供する治具製作の独自の強み
自社で培った製造経験を基に、工程全体を踏まえた実践的で使いやすい治具を設計します。
高精度な平面研削盤やマシニングセンタを用い、治具の構成部品を極限まで磨き上げます。
チタンやインコネルなど難削材の加工における豊富な経験から、独自のクランプ構造を開発します。
将来的な自動化やパレットチェンジを見据えたモジュール設計が可能です。
ハンディスコープ式三次元測定機・画像寸法測定機・ダイヤルゲージによる詳細検査で、品質を客観的に保証します。
お電話またはフォームからお気軽にご相談ください
課題や要件を詳しくお伺いします
最適な解決策をご提案します
設計から製作まで一貫して対応します
納品後もしっかりサポートします
はい、もちろんです。製品図面(2D/3D)から、加工工程の設計、治具の構想、詳細設計、製作まで一貫して承ります。
CAE(有限要素法解析)を用いて、強度を維持しながら肉抜きを行う最適化設計を行います。A7075等の高強度アルミ合金への置換もご提案可能です。
現状の精度測定を行い、摩耗箇所の再加工やブッシュの打ち替え、あるいは摩耗に強い材料への一部変更など、最適なリペアプランを提示します。
規格品のクランプユニットやベースを効果的に組み合わせる設計を心がけることで、コストと納期の両面でメリットを出すことが可能です。
5軸加工の強みを最大限に活かすには、干渉チェックが不可欠です。弊社の知見を活かし、最適な治具配置と工具アプローチをトータルでアドバイスいたします。
はい。加工治具で培った高精度な位置決め技術を応用し、熱歪みを考慮した溶接治具や、作業性の高い組立治具の製作実績も多数ございます。
はい。治具の移管・保守も承っています。お気軽にご相談ください。